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【武術稽古法研究027】1996年1月31日

◎剣の稽古と「ナンバ」の動き

●剣の稽古について思うこと
 1月26日の恵比寿の稽古で、甲野先生が帯刀した刀の鞘を突き出す形を使った技をされたが、恵比寿ではあまり剣の稽古をしていないのが現状である。そのため最近稽古を始めて、しかも恵比寿でだけ稽古をしている会員は、先生の剣術を見る機会はあっても、会員自信が袋竹刀や木剣を使った稽古を積極的にすることはない。
 その理由は道具が足りないこともあるだろうが、恵比寿の会員の技への興味と先生ご自身の興味との兼ね合いがあるのだろう。
 ただ、体術と剣術は相互に補完しあう要素が多いので、少しずつ恵比寿に剣の稽古が入ってくることだろう。

●剣術から「ナンバ」の動きを学ぶ
 私自身は剣術が難しく感じられて、〈井桁〉以降なかなか取りかかれないでいるが、基本的な剣の操作を稽古することは稽古の初心者にも役に立つのではないかと思う。例えば帯刀した剣(模擬刀や木剣)を抜くことや、その剣を振ることである。そのことで自分の動きの何を吟味するかというと「ナンバ」の動きだろう。剣の操作は「ナンバ」で行われるからである。

●剣術から〈井桁〉の動きを学ぶ
 また、移動を伴うような大きな動きの場合、体術だとつい上体をひねって使ってしまうことも多い。しかもそれを自分で観察することが意外と難しいように思う。しかし組立ちの稽古だと直接体が接触しないせいか、自分を客観的に観ることができるようだ。
 尚、ここで言う「『井桁』の動き」とは廻らない・ねじらない体さばきのことだ。
 以上


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